完成仕上げについて
仕上げの作業は職人の手なくして完結することはありません。現場は決して綺麗なものではありませんが、ここから様々なジュエリーが生み出されます。
仕上げの道具は、職人によって千差万別です。元は同じ道具であっても、自分にとって使いやすく改良することで個々のスタイルが確立していきます。
長年使い込まれた道具は、使い続けられる限り錆びることはありません。どんな細工でもできるよういろいろな道具が回りを埋め尽くしています。
丹念に時間をかけて、ジュエリーの個性と向かいながら仕上げていきます。手作業だからこそ得られるニュアンスは決して単なる輝きではありません。
磨き込まれた直後、研磨剤で汚れた商品を洗浄します。ここまで手塩にかけてきたジュエリーに命が宿る瞬間といえるかもしれません。
宝飾品としての魅力を引き出すことに集中し、最後の最後まで厳しいまなざしにさらされることで、ようやく私達のジュエリーは完成します。
研磨に伴う地金付目の減りについて
仕上げまでご依頼の場合は、鋳造工賃の「地金代」と「グラム工賃」の部分について、弊社規定の割り増し料金をいただきます。
仕上げ工程で研磨するにあたり地金の減りが発生いたします。減りは、工程を経るごとに多くなりますので、「地金代」と「グラム工賃」について各工程に応じたヘリを加算させていただきます。
仕上げ内容 | 減り(グラム工賃、地金代に対して) |
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湯道処理まで | 5% |
バレル研磨まで | 10% |
バフ研磨まで | 15% |
ご案内以外の仕上げについて
完成仕上げは「湯道処理」「バレル研磨(荒)」「バレル研磨(光沢)」「バフ研磨」「いぶし」を主にご案内しておりますが、お客様の要望により様々対応しております。具体的なご希望がございましたら何なりご相談ください。