鋳造について

お送りいただいた原型やハードワックスをもとに、ご希望の地金にて鋳造（キャスト）いたします。

鋳造後のツリーから商品を切り離した状態（吹き上がり）でお送りします。湯道処理、バレル、バフ、いぶし、ロー付け等の加工が必要な場合は、別途、完成仕上げをご依頼ください。下の画像はＳＩＬＶＥＲ９２５です。取り扱い地金は別表をご覧ください。

鋳造ご依頼の手順

原型を元にゴム型を作成してから、鋳造までご依頼の場合

ご依頼の流れは下表のとおりです。お客様が準備された原型をお送りいただければ、そのままの状態でゴム型を作成し、鋳造工程へ進みます。完成した品物を計量し伝票を発行しましたら、お届け予定日や代引金額等をご案内するメールをお送りし、出荷いたします。

ハードワックス支給で鋳造をご依頼の場合

お送りいただいたワックスに湯道をつけ、鋳造工程へ進めます。鋳造に際しての不具合が予想される場合は、作業を保留にし改善方法をご提案いたします。お客様からその後の指示をいただきしだい作業を再開します。完成した品物を計量し伝票を発行しましたら、お届け日や代引金額等をご案内するメールをお送り、出荷いたします。

弊社でお預かりのゴム型がある場合

ワックス抽出の作業から開始します。完成した品物を計量し伝票を発行しましたら、お届け日や代引金額等をご案内するメールをお送りし、出荷いたします。

鋳造工賃

鋳造の工賃は、ワックスの重量が分かれば、おおよその代金を計算することができます。ワックスを各地金へ鋳造したときに予想されるの地金付目も比重によりおおよそ計算することができます。0.1ｇ単位まで測れるスケールがあれば鋳造を依頼される前に工賃の概算がわかり大変便利ですのでご用意いただくことをオススメします。

※ 鋳造代について、大きさの割に付目が非常に軽いものや、特殊な形状は別途お見積もりさせていただく場合があります。
※ SILVER（925） および BRASS（真鍮）以外はご依頼のタイミングによって納期をいただく場合がございます。
※ 上記以外の地金で、特に大至急でのご依頼は「特急料金」を適用する場合がございます

鋳造工賃の計算例

鋳造した際の付目をワックスとの比重をもとに計算し、鋳造工賃を計算することができます。
※ 各地金ごとの比重は下部の表を参照してください。
※ 地金相場は２０２３年４月１日付の相場をもとに計算しています。

ーーー鋳造工賃は消費税抜きの単価です。ーーー

比重表

ワックスを鋳造した際の付目は、各地金との比重でおおよそ計算することができます。ワックスを「１」とした場合、ＳＩＬＶＥＲであれば１０．５倍。Ｋ１０であれば１３に倍したものが鋳造上がりの予想付目となります。

ロット数について

弊社では素材にかかわらず最小ロット数を設けておりません。

趣向が多様化している中で、販売の予測ができないものにロット数を求めることは、お客様の在庫負担に繋がると認識しております。１個からでもご遠慮なくご依頼ください。

ただし、ご注文の方法によっては納期や品質が安定しずらいことをご承知おきください。例えば１００個のご注文１回と、１個のご注文を１００回では、合計の数量は１００個と変わりませんが、製作の効率は何十倍も悪化するものです。最終的には納期にも影響し、１００個の仕上がり具合もバラバラということにもなりかねません。売行きの動向を見込んだ適切な範囲でご検討ください。

ロットによる特別割引について

下記のようなケースを例にした大量ロットのご注文につきましては改めてご相談ください。具体的な内容を詳しくお知らせいただければ、お見積もり方法や納入条件など柔軟に対応いたします。

・継続して定番商品として流れることが予想される商品
・単発でもある程度まとまった数量のご依頼
・ブランドとしてすでに広く認知された商品、またそれに準じる商品の製作依頼

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